お葬式で使える数珠の種類

なぜお葬式には数珠が必需品なのか

なぜお葬式には数珠が必需品なのか 人々は人生において数えきれないほどの出会いと別れを経験しますが、その最たるものが生と死です。特に永遠の別れである死は、年齢を重ねるほどに身近になり、お葬式に参列する機会が増えていきます。では、生前にお世話になった故人をお見送りする際には、どのような出で立ちで臨むべきなのでしょうか。

お葬式に喪服を着用するのは周知されているものの、数珠についてはまだ完全に浸透していません。特に若年層は、喪服と香典くらいは知っていても数珠にまで心配りがなされていないことが多いです。もっとも最近では、必ずしも持って行く必要はないという考えが主流になりつつあります。その一方で、近年ではおしゃれ用のブレスレットとして、パワーストーンなどをあしらったタイプが流行しています。数珠はお守りという要素も含んでいますので、その意味では普段から身に付けるのは間違いではありません。しかし、装飾品として利用するのとは別に、お葬式にはそれにふさわしいものを携行する必要があります。

そもそも数珠は、お経を何回唱えたかを数えるために僧侶が使用していた仏具でした。現在では、儀式や礼拝の際の法具として一般人も仏式のお葬式に携帯するようになりました。そして数珠の輪の中に手を通すという行為は、あの世とこの世をつなぐという意味を持っています。お葬式は、あの世に旅立つ故人とのお別れを偲び、死後も安らかであるようこの世に残された者が願う場です。ですから、数珠を携えてお葬式に臨むということは、故人への敬意や弔いの心の表れなのです。

このように、とても大切なものであるだけに、数珠の扱い方にはマナーがあります。法具ですので、席を離れる際には椅子や畳に無造作に置いたりせず、必ずバッグなどに収めます。また、座っているときも歩くときも、持つときは必ず左の手を使います。理由は諸説ありますが、左手で持つのはどの宗派にも共通しています。そして何より重要なのが、たとえ家族であっても貸し借りするべきものではないということです。なぜなら、数珠は持ち主の分身であり、身代わりとなって厄災から守ってくれるからです。

現在、日本人の宗教観やライフスタイルは昔と比べて大いに変化しています。それに伴い様々な形態のお葬式が増えましたが、日本ではまだまだ仏式が主流です。日本の葬送文化として、社会人のマナーとして、そしてなにより故人への思いの表し方として、お葬式に数珠を持つ意味とその大切さを理解することは非常に重要です。

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